iOS/Androidアプリ作成ツール「AppArchitect」を(久しぶりに)使ってみた

AppArchitect

4年ほど前に書いた記事「iOS用簡易アプリ作成ツールAppArchitectがすごい!」で取り扱ったAppArchitectが今どうなっているのか気になってリンク先を見てみたところ、だいぶいい感じになっていたので使ってみたレポートです。

AppArchitect

https://www.apparchitect.com/

最初に画面右側にあるフォームからアカウントを作成する。

アカウント登録

アプリの種類を選ぶ。ここではPersonal useを選択。
personal use

CREATE NEW APPをクリック。

CREATE NEW APP

アプリへの認証について選択する。
FacebookログインまたはAppGyverアカウントでのログインのいずれかを選択。
アプリへの認証が必要ない場合、Noneを選択する。
ここではNoneを選択して進めていく。

Auth

アプリのタイトルを入力する。全角文字などは使えないので注意。
入力したタイトルが既に使われていた場合。エラーとなり登録できない。
アプリのURLはhttps://アプリのタイトル.appgyverapp.comとなる。

app title

アプリのページ作成。

new page

空のページからはじめるか、あらかじめセットされた雛形を使うか選択する。

Page type

アプリで使用するデータについて選択する。

data

ここではAppGyver Cloudを利用してみる。
新しいリソースの名前を入力する。

data resource

データフィールドについて設定していく。

data field

ドラッグ・ドロップで設定していける。

Drag Drop

フィールドを設定し終わると、ページ下部に「PUBLISH & RAUNCH」ボタンが出現。

App Architect

リストページと詳細ページのカスタマイズも可能。

リストページ

詳細ページ

先ほどの「PUBLISH & RAUNCH」ボタンをクリックすると、あれよあれよという間にアプリが生成されていく。

PUBLISH and RAUNCH

このようにQRコードが表示されるので、予めスマホにインストールしておいた専用アプリで読み込む。

QR CODE

アプリはこちらからダウンロードできる。
AppGyver Enterprise Scanner

iOS版

Android版

さて、AppArchirectには無料版のほかに有料版もある。
アカウントは下記3種類のようです。(2017年3月8日現在)

◎CONSUMER

 無料
 コンシューマアプリを構築してアプリストアに公開する。
 
機能:
– iOSとAndroidのバージョン
– REST APIによるデータの統合
– アプリ用クラウドデータベース
– プッシュ通知
– アプリストアへの公開
– アプリ内にAppGyverロゴあり
– フォーラムとコミュニティのサポート

◎BUSINESS

$ 299 / 月
社内用ビジネスアプリ構築

高度な機能を備えたアプリ1本の作成が可能
– モバイルアプリに加えてウェブアプリが作成できる
– 任意のシステムからのデータを統合する
– カスタム認証
– 完全なバックエンドのロジックと自動化
– アプリ内にAppGyverロゴなし
– 専用電子メールサポート

◎ORGANIZATION

$ 899 / 月
BUSINESSのスケールアップ版

高度な機能を備えた10種類のアプリの作成が可能
– モバイルアプリに加えてウェブアプリが作成できる
– 任意のシステムからのデータを統合する
– カスタム認証
– 完全なバックエンドのロジックと自動化
– アプリ内にAppGyverロゴなし
– 専用電子メールサポート

アカウントタイプ

今回、AppArchitectを使ってみて感じたのは、すべて英語表記だがアイコンなどで直感的に操作可能だということ。
ドキュメント類も揃っている。
こちらもすべて英語だが、Google翻訳をつかえばほぼ完璧な日本語マニュアルとして使える。
(最近のGoogle翻訳の精度の高さには驚くばかり。Tensorflowすごい。)

今回は雛形を使ってざっと作ってみたが、次回は(いつだ?)オリジナルを作ってみたいと思う。

TitaniumのエミュレータにGenymotionを使う

今回、TitaniumでAndroid/iOSアプリを開発することになったのだが、Titaniumデフォルトのエミュレータが非常に重く、使いづらい。
ということで、動作が軽いという定評のあるGenymotionを導入することにした。

導入自体はこちらのページを見て行うと割とすんなりとできる。
Titanium™ インストールガイド

スクリーンショット_112514_095706_PM

…のだが、いくつか補足したい点があったのでそのおぼえがき。
やはり同じ個所でつまづいてしまった方の役に立てば幸いである。(つまづくのは私だけ??)

GenymotionをWindowsにインストールする場合、VirtualBoxが必要となる。
Genymotionにも同梱されているが、このバージョンが古いためか、Genymotionがうまく起動しないことがある。
2014年11月現在、GenymotionのバージョンはX2.3.1であり、同梱されているVirtualBoxのバージョンは4.2.12となっている。
このバージョンの組み合わせでWindows8.1にインストールしたところ、うまく動作しなかった。

いったんVirtualBoxをアンインストールし、VirtualBoxのサイトから最新のv4.3.20をダウンロードしてインストールしたところ、問題なく動作するようになった。
スクリーンショット_112514_100707_PM

また、Titanium™ インストールガイドでは下図のようにすぐにTitaniumに反映され、アプリの転送先の選択肢に追加されるように書いてあるが、実際はそうではない。
スクリーンショット_112514_101307_PM

実際はこう。
skitch

入力する値は下図のとおり。
stackoverflow
※Stackoverflowからキャプチャ

これでやっとできた!!
Titanium

iOS/Android/Windows8のアプリがブラウザで作れるMonacaがすごい!

monaca

iOS/Android/Windows8アプリがブラウザで作れるMonacaを試してみた。

HTMLとjavascriptなので、とてもとっかかりやすい。
ソースコードや開発環境、ファイル類はすべてクラウド上にあるので、Windows/Macはもとより、パソコンとネット環境さえあればいつでも開発できる。

実機にデバッガアプリをインストールしてデバッグするのだが、クラウドを介してすーっと同期されるのがとても気持ち良い。

カメラなどの実機動作部分はMonacaフレームワークが請け負ってくれるので、あまり悩まなくて済む。
チュートリアルなども充実しているので、まずはコピペだけでアプリを動作させてみることも可能。

何より、今までiOSアプリ開発に必要だったMacがなくても、Windowsでアプリを作ることができるのがとても画期的だと思う。

Monacaはまだベータ版だそうだが、このままでも充分使いやすいのではないかと思う。
今までMacがなくてiPhoneアプリを作り損ねていたのなら(私がずっとそうだったように)、ぜひ試してみて。